奈良旅行

 奈良旅行にいって参りました!というか吉野ね。

 土曜は仕事をしていたので(というほどまじめにしてはいない)、土曜の夜に夜行バスで奈良へ向かいました。プレミアムシートですよ奥さん。
 ふつうのシートとの差額四千円、どんなものかなー、とうきうきして乗ったのですが予想以上だった。座面はほぼフルフラットにできて、女性だったら寝返りも打てる広さ。一階に三席しかないので気兼ねなくゆっくりできるしテレビもついてる。
 でもだから眠れるかといったらそれはまた別だよね。ということを思い知った。
 まあ体はふつうのシートと比べものにならないほど休まります。

 
 朝六時半過ぎに奈良着。友人との待ち合わせまで春日大社と浮見堂へ。紅葉には遅いかなーとおもっていたけど、まさにジャシトシーズンでした。浮見堂からはじまる、紅葉の美しさに目を奪われっぱなしの奈良旅行でありました。
 そして足が悲鳴をあげる奈良旅行でありました。

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 友人(五月の奈良旅行と同じご夫妻)と合流して長谷寺へ。かすかーにしか記憶がなかったんだけど、やっぱり微妙な坂かつ階段のながーい道のりは記憶違いじゃなかった。
 んでも紅葉が綺麗ねー。宝物殿で母校の講演会(仏教大学だから)のチラシをみつけ、一瞬奈良に居る感を失った。
 あと階段と駅までの道で足ががっくがくになったのでした。
 大神神社へ向かう途中、連れの帽子がないことに気づき、一人脱落。お気に入りの帽子だとかで、駅までの道を戻ったり長谷寺に電話をしたりしましたが、旅のあいだに見つかることはありませなんだ。
 長谷寺近辺でハンチングを見つけた方は、長谷寺にご連絡をしてあげてください。なにしろあの男、帽子をなくしたことにきづいてから一時間ほど、何もしゃべらないで落ち込んでいた。
 
 落ち込み男を引き連れ、談山神社へ。ここは紅葉の名所ということで私が希望してバスで三十分ゆられて行ったのです。
 しかし、神社の山門の向こうの階段を見ておばあちゃん足がすくんだね。無理だごめん、と山門もくぐらずにすごすごバス乗り場に戻ったよ。

 ホテルにチェックインして今井町へ。ここは江戸あたりの建物が町ぐるみで残っている場所。私たちが着いた五時くらいにほとんどの店がしまってしまったので、街灯ばかり明るい夕暮れの町並みを歩いてきたのでした。
 時間帯もあると思うのだけれど、木造の小さな家が立ち並ぶ町並みが、とても素敵なところでした。
 人がすんで居なさそうな家は結構痛んでいたり。見るだけなら屋根瓦の隙間から草が生えているようなのも風情があって素敵だけど、木造家屋は手入れや修繕が欠かせないから大変ですよね。
 アンコールワット群的な、滅びゆく場所の美しさがある今井町でした。

 ホテル近くのスペインバルで夕食していたんですが、おばあちゃん途中から足のけいれんが止まらなくなった。
「子鹿のように震えておる」
とか自分で言って、優しい友人たちも「子鹿だね」といってくれたのだけれど、足萎えのおばあちゃんだよね知ってる。
 デザートに注文したチュロスが、おうちで揚げるドーナツの味がして三人で懐かしい懐かしいと盛り上がりました。昔よく、家のおやつでドーナツ揚げてもらったね、最近のおうちではあんなカロリー高いおやつはでないのかしら。
 振りかけるのは砂糖派ときなこ派で別れた。みなさまのおうちはドーナツに何をかけていたのでしょう。

 なんと食事を終えてもまだ七時過ぎだったのですが、銭湯にいくという二人と別れてホテルに入って、八時過ぎには寝てしまっていた。





 翌朝、女友達にもらったサロンパスが恐ろしいほど効力を発揮して足の痛みが収まりました。ありがとうありがとう。
 今日は吉野! 吉野!
 金峯山寺の蔵王権現(本命)見る前に如意輪寺に行きたいからバスで行こうね、と話していたのですが。
 まずケーブルカーが、客を待たして朝礼をはじめ、お釣りがなくなり大慌て。
 バスは九時四十分発なのに、切符を売るのに手間取って十時まで出発できず。
 なんだこの手際の悪さ。
 一瞬いらだちを感じたのですが、女友達の「文化祭みたいね」の一言で、何もかも許せる気持ちになったのでした。

 そんなわけで。「息子の文化祭にやってきてあまりの手際の悪さを苦笑しつつ暖かく見守る」バスの客を乗せて、バスは二十分遅れで出発したのでありました。

 
 如意輪寺まではバスを降りて二十分。車道を歩きます。途中広くて視点を失い、友達のバッグにすがりついて歩いた。
 私、広い場所(大きな交差点とか急に見晴らしのよくなる場所)にいくと、浮遊感というか、広い場所で星空を寝ころんでみているような感覚になって、足が震えるんだけど、そういうことってありますか? 
 それはともかく、如意輪寺はこじんまりとしていながらも風格のある、よいお寺でございました。ここの権現様(三尺くらいの小さいの)も見事でした。絶妙のバランスで彫られていて、躍動感も造作もすばらしい。本当に美しい仏像です。
 あとこちらの如意輪寺は後醍醐天皇の御廟所(墳墓)があって、天皇陛下が参拝を希望されているのにも関わらず、あまりの足場の悪さに参拝を断念されているところだとか。
 陛下が参拝を希望されているのなら、脇に椅子式エスカレータでもなんでもつけておやんなさい、と思った次第。輿もいいだろうけど、急だから輿も危険そう。
 
 吉野のもう一つの目当ては柿の葉すしですね。あちこちの店で少しずつ買いながら金峯山寺へ!
 半年ぶりの権現様(というと家康呼んでるみたいだなあ。蔵王権現様です)は、やっぱり格好良い。ほわー、とかうはー。とか、変な声が漏れてしまうよ格好よすぎて。
 なんというか、完璧です。私の中の理想が具現したかのような格好良さ美しさ力強さ崇高さ。
 気持ち悪いね知ってる。もう恋してるようなもんだからしょうがない。

 吉野で蔵王権現様と柿の葉すしを堪能したのち、早々帰途へつく。早々すぎておみやげを買ってくるのをすっかり忘れてしまっていたのだが、電車の接続がスムーズすぎて、気がついたら東京行きの新幹線に乗っていた。

 新幹線は、席がとれなくて立っていました辛かった。だって席とれるのが七時過ぎって言われたんだもの(京都駅についたの三時過ぎだった)。普段はオフシーズンの旅行が多いから、切符も帰るとき買うのが当たり前だったんだけど、さすがにオンシーズンは勝手が違う。
 



 そんな旅行あけ、アルバイトを始めました。近くのコンビニで。
 仕事が午後からだから午前中空いてるのね。なんかぼんやり過ごすのももったいないなあと思っていたので、勤労することにしました。
 来年はバイトで稼いだお金で、新潟に行きます! 新潟の友人からの情報によると、マイ包丁作ったり槌器でぐいのみ作ったりできるらしい。行かねば! 一年で三回くらい行くかもしれぬ。
 来年も金峯山寺は桜の時期以外にも特別拝観してくれるかしら。
  
 来年の、話をすると鬼が笑うというけれど笑わしておきましょう。来年も楽しい旅行ができますように。


 

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